このプリント集は家庭での言語訓練用教材として作成されたものです。登場人物のセリフを読むロールプレイ(役割練習)を通して、さまざまな日常会話表現を学習します。。
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構成】※「登場人物の紹介」「目次リスト」 参照のこと。
●二人の人物によって交わされる会話(ダイアローグ)で、構成されています。(全100スキット)
●各回のスキットには、テーマとなる会話表現が設定されています。(100種の基本的表現)
●頁左下には、各回のテーマの表現に関する応用練習が設定されています。
●頁右下には、各回のダイアローグの中から、意味や運用を覚えてほしい語句がピックアップされています。
●スキットの配列は、難易度順ではありません。(お子さんの興味や学習状況に合わせて、スキットをお選びください。)
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【【使い方】
1 まず、お子さんと指導をされる方とが、登場人物の役割を決めて、それぞれのセリフを読みます。
2 つぎに、人物の役割を交代して、セリフを読みます。 ※セリフを暗記してロールプレイすることもできます。
3 応用練習の問題を行います。
4 ピックアップされている語句について、意味の確認などを行います。
★会話内容に合わせた状況(小道具・場面など)を設定していただくと、より効果的に練習することができます。
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【対象】 この教材を開始するにあたって、お子さんに以下の能力が必要です。
@音読に関して
小学校1年の教科書程度の文章音読能力が必要です。 ※表記については、下記参照のこと。
A言語理解力に関して
ダイアローグの内容の、ある程度の理解力が必要です。しかし、話者の意図やニュアンスの把握が、難しいお子さん(とくに自閉傾向を持つ方)も多いと思います。理解が不完全でも、まず表現になじみ、形式的にでも使用できるようになることが重要、と考えています。
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【この教材の目的】
@日常会話表現の学習:会話文脈の中での使用を通して、語用能力の向上を促します。
A他者的視点の育成:ロールプレイを通して、客観的・俯瞰的視点の育成を促します。
B協調的行動の学習:交互音読のタイミングや、会話の流れに対応した行動(お芝居)など、相手と協調したやりとりを練習します。
C会話における抑揚・アクセントの学習:文の調子やことばの色調を、練習します。
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【表記について】
@ルビについて:小学2年生以降の履修漢字および読み誤りの多い漢字についてはルビをふっています。
また、数字も音変化が複雑なため、ルビを多用しています。
A文字方向:全10話中、8話が横書き、2話が縦書きで、書かれています。
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【文章読解以外の利用方法として】
★聴解練習:本文を読み聞かせ、設問の答えを言ってもらいます。
★書写・書取練習:問題本文の書き写し、または聞き書きの練習です。
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