おはなし読解ワーク:中級編
問題リスト/各話の解説

タイトル
解説
第1話 「せいかつのどうぐ」 全10枚 日常生活物品の解説です。まず、「Aは、〜もの」という文型で、事物の定義が示されます。それから、特徴、使用方法、素材などの説明が続き、最後に、一般的な価格が記載されています。「どうやって」「どれくらい」などの質問が多く、句単位での解答が求められます。
第2話「どうやるのかな」 全10枚

日常生活動作の解説です。一連の動作が、「まず」「つぎに」「それから」「さいごに」などの順序を示すことばを用いた文で、説明されています。設問への解答だけでなく、継時的に展開する事柄の表現方法を、学習する狙いがあります。
第3話「12ヵ月の話」 全13枚 1年の各月の解説です。対応する季節や、その月の気候、代表的な行事などが説明されています。「〜になると」「〜には」など、一定の期間を示す時制表現を学習する狙いがあります。
第4話「ひろしくんと
          けんたくん」
全10枚

男の子の会話で構成されたお話(シナリオ)です。WHY疑問詞への応答がテーマで、設問はすべて、「どうして」「なんで」などの、理由を問うものになっています。問題前半は、文中に「〜から」など、手がかりとなる助詞が付与されていますが、後半は、文脈から解答を判断する能力が求められます。
第5話「ユメの話」 全10枚 問題集中唯一の、空想的なお話です。各話完結で、一晩の夢のストーリーが展開しますが、それぞれの夢は、「たのしい」「かなしい」などの感情がテーマになっています。また、各話には若干のオチがあり、「すると」「そのとたん」などの表現で場面転換する文章構成にも、慣れて欲しいと思います。
第6話「世界の国」 全10枚

日本も含めた世界の代表的な国家の解説です。面積・人口・首都など、抽象的で難しい内容ですが、設問への解答はパズル的な対応が可能なので、比較的容易だと思います。また、このような読解問題を通して、社会や理科に関する概念に、少しでも多く触れて欲しいと考えています。
第7話「数えてみよう」 全7枚 数をテーマにした、お話です。日本語は、数に関する表現が複雑で、障害を持つ子どもの、つまづきの一因になっています。多彩な助数詞、後続音に左右される各数の音変化、日にちの特殊呼称など、数に関するさまざまな表現に触れることが狙いです。
第8話「むかしばなしを読もう」

全10枚

日本の代表的な昔話の解説です。冒頭、各話の概要が一文で提示されています。「どんなお話ですか?」の質問に対して、その文全体を、抜き出す作業を求めています。その後、粗筋が説明される構成になっていますが、「そうして」「とうとう」など、物語の展開を支える表現に触れてほしいと思います。
第9話「ことばの意味を
          おぼえよう」
全10枚 生活上よく使われる抽象語彙の解説です。「Aは、〜という意味のことばです.」という文が、まず提示されますが、ことばを明示的に捉えさせる狙いがあります。また、使用文例から,表現の置き換えを学習します。設問の最後は、各回の語彙を用いた短文作成で、自由解答問題への慣れも求められます。
第10話「どんなところかな」 全10枚 日常生活に登場する「場所」をテーマとして、主にその社会的な側面を解説したものです。前話同様、冒頭の一文で定義が示されますが、話の最後では、それぞれの「場所」の現状が説明されています。「〜なってきている」等、事態の変化を表す表現を、学習する狙いがあります。

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