このプリント集は、ひらがなの読解教材として作成されたものです。
ひらがな1文字音読習得後の、単語〜1文単位の読解能力育成のためのワークです。
既刊第2集「おはなし読解ワーク:初級編」の前段階に位置する教材として、ご利用いただけます。
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【使い方】
単語または文を読みとって、対応する事物絵や文字単語を選択する形式が中心です。
※各問題の解答は載せていません。答え合わせは、ご家族の方や指導者の方と行っていただきます。
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【構成】※別表参照
●全部で13種類の問題で、構成されています。(全100ページ) ※問題リスト参照
●問題は、文字数の少ない単語から始まり、徐々に読解の水準が高くなるように配置されています。
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【対象】 この教材を実施するためには、お子さんに以下の能力が必要です。
@文字の音読解に関して
1枚目開始の時点で、少なくとも、ひらがな清音の1文字音読の能力が必要です。
問題の進みに合わせて、濁音・半濁音、拗音・長音・促音の特殊拍の音読能力も必要となります。
A文字の書字に関して
解答は、番号(1〜6の数字)記入の形式が中心です。
かな文字の書字が未習得でも、プリントを進めることが可能ですが、1桁の数字の音読・書字能力が必要となります。
B問題形式に関して
1枚目開始の時点で、少なくともライン・マッチング(絵と対応する文字を線で結ぶ形式)の理解が必要です。
問題の進みに合わせて、記号対応・三者択一、などの問題形式の理解、も必要となります。
C語彙・表現に関して
1枚目開始の時点で、基本的な事物名詞や動詞の理解が必要です。
問題の進みに合わせて、カテゴリー名などをはじめとした抽象語の理解や、生活知識も必要となります。
D疑問詞の理解
ワーク後半の「疑問詞問題」や「1文読解問題」では、設問に「なに」「いつ」「だれ」「どこ」など、
いわゆる5W1Hの疑問詞が使用されています。
解答するためには、これらの疑問詞の理解が必要となります。
しかし、このような読解課題を通して、疑問詞自体の学習を進めて行く場合もあります。
※ことばのテーブルでは、お子さんの能力が上記の条件を満たした時点で、この教材を開始しています。
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【この教材の特色】
@ワーク前半の単語読解課題では、ことばのテーブル「名詞・動詞150絵カード」で収録した事物名・動作語を用いています。
絵カードでの語彙学習と、その後の読解学習を対応させる目的があります。
Aワーク後半は、プリント第2集「おはなし読解ワーク」への橋渡しとして、「主題(本文)ー質問」形式の課題を、多く採用しています。
また読解とともに、カテゴリーや数量などの認識の学習も進めて行きます
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【文章読解以外の利用方法として】※ことばのテーブルでは、以下のような練習にも使用しています。
@ 聴解練習 :本文を読み聞かせ、設問の答えを言ってもらいます。
A 書写・書取練習 : 問題本文の書き写し、または聞き書きの練習です。
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